本光寺案内 法話

社会の良薬

 病気になると私たちは、医師の処方、あるいは市販の薬を飲んで治そうとします。
 今、多くの人々は、私たちの社会がどこか病んでいるように感じています。社会全体が健全にならなければ個人の真の幸福は訪れません。
 社会全体を治療する良薬は、私たち一人ひとりが、美しく正しい心を穏やかに保つことです。この心を求め始めたとき、安穏なる社会への道が必ず開けるのです。

『報恩抄』
 このご遺文は、日蓮聖人が、旧師道善房の訃報を受けられ、報恩回向のために撰述し、捧げられたものです。
 聖人は、多くの艱難辛苦を乗り越えられ、お題目の信仰を布教されましたが、本書にて、その功徳は全て故道善房の聖霊に集まると示されました。
 この報恩の信仰こそが日蓮聖人の魂の柱です。この柱は日蓮聖人の生涯を支え、今を生きる私たちを励まし続けています。

建治二年(一二七六)
聖寿五十五歳

  • 報恩抄
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