本光寺案内 法話

懺悔は信仰の根本

 宗教の根幹は自らを顧みることです。その中で善い行いはいつまでも覚えているものですが、日々犯した罪は果たしてどこまで覚えているでしょうか。知らず知らずのうちに誰かを傷つけているかもしれません。
 そんな私たちに対し法華経の信仰は懺悔に始まり懺悔に終わる教えです。その懺悔の中に自らの罪の重さが自覚されてくるのです。
 聖人の教えの根本は懺悔行です。懺悔の唱題(お題目)を積み重ねる中にお釈迦さまに生かされている自己に気付くのです。その時、懺悔の唱題は報恩の唱題ともなってくるのです。

     
日蓮聖人ご遺文
 
『光日房御書』
 
 光日房は女性信徒で天津(千葉県鴨川市)の人です。本書は息子に先立たれた母への慰めと導きのお手紙です。
 その息子も聖人に深く帰依していました。生前、聖人に殺生を避けられない武士である自らの後生の不安を訴え、さらには母に先立たなければならないかもしれない不孝を嘆き、万一の時には母の導きを依頼していたのです。
              
    建治2年(1276)
        聖寿55歳 

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