本光寺案内 法話

お盆の心

 盂蘭盆(お盆)は、お釈迦さまのお弟子の目連さまが、死後餓鬼道に堕ちてしまった母親を救う供養の姿から始まりました。
 それが日本に伝わり、推古天皇の時代(592〜628)に、宮中の正式な行事として始まりました。やがて、寺院の法要となり、次に一般化されて現在の供養の姿になりました。
 供養とは、花や物だけではなく、合掌する心や姿そのものです。合掌されて死者は安らかになり、生者は穏やかになるのです。これがお盆です。

『盂蘭盆御書』
 このご遺文は、日蓮聖人のお弟子の日位上人の祖母から送られてきた盂蘭盆会の供養の品々へのお礼と、盂蘭盆の由来の質問に答えた書状です。
 死後、餓鬼道に堕ちてしまった母親を、目連さまが救う供養をしますが、それは餓鬼道から救うのみで真の成仏ではないと、聖人は示され、それには、供養者の目連さまが成仏しなければならないと説明されました。
 つまり死者と生者が同時に仏の心となることが大事なのです。
弘安3年(1280)
聖寿59歳

  • 盂蘭盆御書
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