本光寺案内 法話

苦難と魂

私たちは悪いこと、辛いことがあると歎き悲しみます。しかし、「艱難汝を玉とす」という言葉があるように、宝石も原石のままでは輝きません。身を削り磨かれてこそ、その魅力が、ようやく生まれてくるのです。
ですから、すぐには信じられませんが、苦難との出会いも、お導きなのです。そう信じる魂にこそ正しい力が宿るのです。そして、この力は安穏な社会を照らす光のエネルギーの源となっていきます。

『伯耆殿並諸人御書』
弘安2年(1279)9月21日、現在の静岡県富士市厚原(当時は熱原)において、日蓮聖人の信徒20人が鎌倉幕府に捕らえられ、うち3人は尊い命を失うという大事件が起きました。後にこれを熱原法難と呼びます。
このご遺文は、この法難に関係する弟子信徒へ宛てた長文の書状です。
これにより、聖人は事態への対応と、導かれるという信仰の姿を示されたのでした。

弘安二年(一二七九)
聖寿五十八歳

  • 伯耆殿並諸人御書
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